第2回 ゲーム音楽って?
天才電気音楽家の米本実が、
テレビゲームと音をテーマに、
いろいろと書いていくピコピコ音楽館。
前回はあいさつ的な内容でしたが、
今回からはいよいよ本格的にスタート!宜しくお願いします!
この連載を始めるにあたって、
久々にかつて夢中になったゲーム音楽のCDを聞き直してます。
いやーっ!面白いなぁ〜!!
何がって?
時間が経つと音楽の聴き方が変わるんですね。
以前と聞こえ方がまるで違うんです。
メロディーやリズムだけでなく
音色の微妙な変化やニュアンスが面白くて面白くて。
みんさんもゲーム音楽に限らず、幼い頃に夢中になった音楽は、
ときどき聞き直してみることをオススメします。
今の自分の活動に何らかのプラスになる発見があるかもしれませんよ!
さて唐突ですが....
ゲーム音楽って何でしょうか?
これ簡単なようでなかなか難しい問題なんです。
それぞれ好きなゲーム音やゲーム音楽を挙げることは簡単なんですが....
私自身、この機会にじっくりと考えてみましたが、
そもそも音って何?とか、ゲーム以外のメディアの、
つまり映画やテレビ等の音と映像との関係についても考えることになり、
全く収拾がつかなくなってしまいました(笑)。
現在、ゲーム音楽は多様化し、映画のサウンド・トラック同様、
ある特定の音楽の形式、
つまりクラシックやロックといったジャンルを指すのではなく
「ゲームの中で使用された音楽」全てということになるでしょう。
それで正しいと思います。
みなさんはiPodなどのシリコン・オーディオを
日常的に使っていると思います。
小さなボディーの中に、実にたくさんの音楽が取り込めますよね。
そして聞きたい音楽を瞬時に読み出すことが出来ます。
CD以降音楽をデジタル・データ化することが当たり前となり、
記憶容量や処理速度といった問題がクリアー出来れば、
iPodのようなメディアが登場するのは時間の問題と言われていました。
ゲームセンターのゲーム機も、時代ともに性能が上がって、
現在はiPodのような機能が内蔵されていて、
必要な場面で音を呼び出せるようになっていると思ってください。
ですから、どのようなタイプの音も音楽も扱えるようになりました。
ゲーム音楽が多様化するのも当然です。
ゲーム音楽が映画音楽に近づいていきます。
よりリアルで迫力のある音....
しかしそのような技術の進歩に驚きと関心を持ってはいるものの、
何か違和感を感じ続けていました。
そして、それと反比例するのように、
昔のゲームへの関心は大きくなっていきます。
単なる子供時代や青春時代の思い出、といったノスタルジーなのでしょうか?
それともゲームが技術の進歩と共に無くしていったものがあるのでしょうか?
このことは編集長のKUBOKENさんとも話し続けてきたとても大切なテーマです。
もちろん答えはまだ出ていませんが、もし私自身やこのサイトの関係者に、
そのような疑問や違和感が全く無かったとしたら、
ただただ新しいゲームだけを追い続け、
懐ゲーを語り情報交換するファミコマニアという集団が誕生することはなかったでしょう。
単に「好きだから」と言ってしまえばそれまでですが、
でも少々お節介かもしれないけど、
その魅力や楽しさを言葉でちゃんと伝えたい、
べつの趣味で夢中になっている人と気持ちを共有したい、
新たな物作りや表現の手助けになるかもしれない....
どうやらこの辺りが私の連載だけでなく、
このサイト全体の大きなテーマになっているのではないでしょうか。
昔のゲーム音楽を聞き直していていて関心するのは、
確かにシンプルな電子音なんですが、
その音の斬新さやユニークさです。
何が違うのでしょうか?やはり思い出やノスタルジーなんでしょうか?
とっても大きなテーマなので、この連載を通して考えていきたいと思ってます。
さて、次回ですが、
もう少し具体的にゲームと音の関係について考えていきます。
ちょっと難しくなるかもしれませんが、
がんばって書きますので、応援宜しく!!
月刊FAMICOMANIA 米本 実の記事一覧はこちらです。
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米本 実
小2のスーパーカー・ブーム時に購入した
ランボルギーニ・カウンタックの走行音を録音したレコードでノイズに目覚める。
アオシマの合体プラモやダイヤブロックなど、いろいろと組み替えて遊べるおもちゃで創造力を鍛える。
小3のとき、スターウォーズのR2−D2と出会い、また、お小遣いをもらってレコード屋に行ったとき、本当はMr.BOOのテーマを買う予定だったが、間違えて「ディスコ・スペース・インベーダー」というシングルを買ってしまい、電子音に目覚める。
小5でイエロー・マジック・オーケストラと出会い、シンセサイザーの存在を知る。
最初の電子楽器は、CASIO VL-1とYAMAHA PS-3。
小6、ハンダ付けの師匠、山内さんと最初の0号機を作る。
中1、初めてのシンセサイザーKORG MS-10を購入。
以後、ラジカセで、ラジオノイズ、LSIゲーム、ゲーセンの音、レコード、電子機器、電子楽器、自作の電気楽器などをコラージュした作品を作り続ける。
現在でも、基本姿勢は何も変わっていない。
工業高校電気科時代は、音楽に夢中になり、
音楽大学時代の後半は、電子工作に没頭と、
効率の悪い人生を歩む。
清く正しいマッド・サイエンティストを目指して現在に至る。
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米本電音研究所
↑Webmaster:米本 実
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